当社で活躍する警備員スタッフstaff interview
土屋真一Shinichi Tsuchiya
東京本社
警備事業本部
警備歴20年
列車見張員としてキャリアが積める
以前勤めていた警備会社で列車見張をやるようになり、自分に合っていると感じて、より働きやすい会社で長く続けるためにキステムに転職しました。列車見張員は、鉄道電気工事の現場で、鉄道軌道内の線路脇やホームに立哨して鉄道車両の接近を見張ります。列車が来たときは合図を出して、工事の作業員や道具を安全に退避させることが仕事です。筆記試験とクレペリン検査に合格してJR東日本から資格が与えられ、毎年、更新の研修を受けています。
ルールに忠実に危険を防止
列車見張の仕事が自分に合っていると思うのは、守るべきルールがあるからです。過去の事故の教訓から鉄道工事のルールが厳格化され、列車見張員が置かれるようになったという背景があります。ルールブックには載っていないけれど現場の経験者から聞いて覚えることもあります。例えば、「ダイヤの消し込みがあったら、車両が通るかもしれないから気をつけろ」「赤は列車を止める色なので服装や持ち物に使ってはいけない」というものです。
多様な働き方で、安定した仕事
私は主に夜間の工事に入り、終電から初電まで週6日間の業務に就いています。日中は自分の時間を確保できるので、ダブルワークも可能ですが、私はたまに知り合いの手伝いをする程度です。新幹線の見張りや重機誘導の現場に入ると手当も付きます。鉄道は1年365日運行し、雨天で工事が中止になることもありません。安全のために鉄道工事現場の人員は増やされているので仕事がなくなることもないでしょう。安定した収入を得られる仕事だと思います。
好きなことに、時間と有給休暇を上手に使える
趣味と呼べるかわかりませんが、夜明けに業務を終えて見上げた空がとても美しくて、携帯電話(最近、壊れたのでスマートフォンに替えました)のカメラで朝の風景を撮っています。オフタイムにはスポーツをよく観ています。特にキックボクシングが好きなので、普段はネットの動画で観ていますが、大きな試合があるときは有給休暇を使って観戦に行きます。
キステムは隊員を大切にしてくれる会社
JR東日本管区内の鉄道工事なので、遠方では那須塩原まで行ったことがありますが、翌日にはきつくない配置にしてくれて、会社が隊員を大切にしてくれていることをいつも感じます。岩手に配置された隊員もいますが、私の好きな地域だったので、そういうときこそ私に依頼してもらえるように、本社スタッフと日ごろから話せる関係性を築いていきたいです。
慣れすぎないことがプロの矜持
鉄道はいわば日本の血流です。通勤客を乗せて運び、経済産業の発展を支えています。東京オリンピックに向けた駅拡張、耐震工事など、時流を感じることもできます。見張員の仕事に就いて20年が経ちますが、これまで一度も列車を緊急停止させたことがないのは誇れることです。しかし、慢心は事故の元。経験を積むことで仕事に慣れてしまわないように心がけています。重い責任のある職務だということを肝に銘じて、仕事に厳しくありたいです。
キステムならではの装備品
キステムでは鉄道警備という特殊な業務においても「安全を守る」業務の遂行はもちろん、列車見張員の安全確保も踏まえ、多様な装備品を揃えています。ここではキステムならではの装備品をご紹介します。